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月あかりの産屋

かぼすとすだち

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ここにも ふたつのいのちが・・♪
生後数十日、小鹿のように跳ねているかぼすとすだちを見ていると、生まれてきたことが楽しくてしかたないように見える。人間ならばひととして自らの足で立って歩くまでに1年。先日の米沢氏が講演でグリム童話の中の”寿命”というお話を紹介してくださった。神さまが当初 人にもロバにもさるにも犬にも均等に30年という寿命を与えようとしたら ロバやさるや犬は30年では長いといい その分を30年では足りないといった人間に加えて 寿命を70年とした それでも不満たらたらの人間は 30年は人間らしく生活を楽しんだが あとの半分は荷役で苦しんだロバのように また歯も抜け鼻も効かなくなり 最後は痴呆のように生涯を終えることになった・・という(かなり端折ったが)かぼすとすだちは おすとめす。生後数十日で交尾のまねごともする。母乳を飲みながら 母親のように草も食べる。ひとに生まれる 山羊に生まれる・・その運命のちがいはどこにあるのだろう・・どちらがしあわせなのだろう・・ひとに決まってるといえるのだろうか・・
by akemi-karko | 2009-03-15 09:25 | 愉快な仲間たち

いつも二つの魂にそっと寄り添う産婆でありたい・・それだけを思ってお産を見つめてきました。

by akemi-karko
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