2008年 10月 02日
今日はW・ユージン・スミス写真展へ
没後30年なのだそうだ。1951年ひとりの黒人助産婦をカメラで追った。会場には選ばれた6枚が展示されていた。すべてモノクロだ。助産婦の表情、視線、動作、後ろに写っている器材や物品・・すべてが興味深く これらの写真の前で私は一体どれくらいの時間たたずんでいただろう・・。そればかりではない。第二次世界大戦の写真や水俣の写真もあった。昨夜観た映画” 硫黄島からの手紙 ”の舞台の硫黄島もあり驚いた。アメリカ側から撮られた戦争写真である。彼の写真の中に、雑誌ライフに掲載され 著作権関係でもう公開されることもない一枚の水俣病患者の写真がある。たまたま二年前、アメリカの古本屋で手に入れた写真集にその写真が載っている。4ドルで手に入れた”with mother"という写真集。アメリカンに紛れて一枚の日本人親子の入浴シーンの写真・・インパクトは強かった。その写真家の写真展なのだ。繋がる・・ツナガル。
by akemi-karko
| 2008-10-02 21:10