いつも二つの魂にそっと寄り添う産婆でありたい・・それだけを思ってお産を見つめてきました。


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カテゴリ:お産のこと( 51 )

助産院での 初めてのお産介助

満月翌日の早朝、満潮時に破水。そして 夕方の満潮5時52分過ぎの6時06分に元気な女の子が誕生しました。色白のかわいいお顔がスルッと出たところで、彼女は産声を上げました。まだ、身体はお腹の中なのに。ご主人やお姉ちゃんの見守る中、最後の陣痛でゆっくりと身体が出てきました。首に1回、緩くおへそを巻いて・・。満月は、出血もしやすく・・覚悟はしていましたが、お産後に荒れました。熊の手を使った3例が、3例とも 何らかのアクシデントがあり(どなたも お産自体は ご安産。お産後のproblemです)菅先生と ”次は 熊の手を使わないでいきましょうか・・”ってことに。持ち歩いていた熊の手を いったん箱に戻しました。・・6回サービスで お腹を撫でたのが 悪かったのかしら・・なんて結構真剣に考えました。
 この3人の方々、アクシデントこそありましたが、3人共が、”いいお産が出来ました。熊の手のご利益がありました”と言ってくださいました。どなたも大変だったのに とてもいいお顔をされて退院されたのが救いです。
 まるで しまっていけよと言わんばかりの 勉強の日々でもあります。今日は、5日ぶりに自宅で夜を過ごします。夫とは、道で車ですれ違っただけの日もありました。産婆の夫もまた大変。食事は 満足に造ってもらえないし、山の中で寂しい夜をひとりで過ごさなくてはならないし・・ごめんなさいね。12月のアメリカで 挽回しますから♪


追加・・10月16日、熊の手 再びバックに戻り 持ち歩くことにする。
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by akemi-karko | 2006-10-12 19:42 | お産のこと | Comments(4)

熊の手 9月12日 デビューいたしました!

 3歳のリリちゃんは、パパとママに話していました。”赤ちゃんは いつ生まれてくるのかなあ?ねえ、りりちゃん”の問いに、”2の日だよ”って。パパとママは、9月の2日かなって思いましたが、その日ではなく 12日だったのです。確かに 2の日・・。リリちゃんの予告通り、夜中に陣痛が起こり、12日の朝入院。2人目にしては、スローペースの進行でした。病院であれば、促進剤を使っていたでしょう。子宮口の準備が整ったにも拘らず 下がってくる気配のないベビー。微弱陣痛には そうして出たい都合があるんだろうと私は思っています。決して 微弱陣痛は悪者ではないと。熊の手のことを、既に私のブログで知ってらしたママ。デビューの日は突然来ました。まず、ひとりで祈りを捧げ、いつものように 天国の小塩すずさんと青山徳子さんにヘルプをお願いしました。3回お腹をなでるところを、大サービスで計6回撫でました。満潮迫る 夜の7時前、髪がようやく見えてきて、そこからは一気!3400グラムの元気な男の子が飛び出してきました。こうして、熊の手第1号、無事安産で そのデビューを飾ったのでした。
 今まで介助させていただいたベビーの中で、私の最高は5300グラム。菅先生は、5500グラムでそうです。大きな赤ちゃんは、比較的ゆっくり時間をかけて出てくることが多い気がしますが、5500グラムのベビーは、入院して1時間だったと言うから、んん・・やっぱり お産はわからない・・
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by akemi-karko | 2006-09-14 18:16 | お産のこと | Comments(6)

安産のまじない これが 熊の手

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月と産声を読んでくださった皆様・・ありがとうございます。今回のテーマは ”熊の手”でした。これが その熊の手です。そして 下の箱が 和紙を重ねた上に 彫刻を施してある箱です。花とかわいい天使たちの彫刻・・どちらも とても神聖なもの・・。来月のデビュー待ちです。私が 妊娠経過を観ている方のお産を二名 控えているのです。熊の手袋を作って バックに入れ 持ち歩くつもり。益々 怪しい助産師かしら。昔 産婆は、魔女と呼ばれました。さながら、現代の魔女・・ね?
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by akemi-karko | 2006-09-06 09:13 | お産のこと | Comments(8)

助産師 菅(かん) 晴子先生です

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御年77歳 現役の助産師です。このほほ笑みと温かく柔らかな二本の手によって 多くのいのちがこの世に導びかれました。先生と私のドリームチームは、数をこなすことはできません。以前も申し上げましたように 助産院や自宅分娩でのお産のハードルは 高いのです。私たちが いのちをかけて あなたのお産を引き受けるには どうしても厳しい条件のクリアが必要です。誰でも 自然に産みたいからと簡単ではないということ、どうぞわかってくださいね。リスクが、私たちと共にクリアできるものであるのかどうか、私たちは厳しい目で見極めなくてはなりません。お断わりさせていただく場合もあります。でも それは選んでいるのとは違います。あなたとあなたを選んだ新しい命がお産という山を越えるためには 万全の準備が必要なのです。そのかわり ひとたび引き受けた以上は 私たちは 全力で いのちをかけてあなた方をサポートさせていただきます。
 写真は、写真家 多々良栄里氏撮影のものを ご本人了承のもと 更に携帯で撮り載せました。多々良さんへ・・ごめんなさいね。これ以上は私には無理。
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by akemi-karko | 2006-08-14 07:36 | お産のこと | Comments(16)

妊娠中のあなたへ  その1

 ご妊娠おめでとうございます!
あなたを選んで宿った新しいいのちとの長そうで短い日々をこれから重ねていくのですね。どの季節が巡ったら、あなたは母になるのかしら・・。桜を初め、花々溢れる春かしら?ひまわりが太陽に向かって伸びをする夏?燃えるような紅葉が山々を彩る秋?それともすっと空気が澄んで星空に手が届きそうな冬かしら・・?その季節の訪れと共にあなたは母になるのですね。
 今、あなたの体の中では、ものすごい速さで”いのち”は成長しているわ。海から生まれた私たち・・その初めの初めからの進化が、あなたのからだの中で起こっているのよ。なんて素敵なの!
男には体験できないことよ。そう・・あなたは選ばれたの。だから自信を持ってね。あなたはきっとやり遂げるわ。
 お産はね、どこでだってできるのよ。女はひとりでも産むちからと強さを備えているの。でもね、聞いてちょうだい。”どこでだって生めるお産”のハードルは、意外と高いの。積み重ねてきた妊娠の日々が、うんとお産に影響するのは確かよ。”パクパク ゴロゴロ ビクビク”これは無しよ。そして、覚悟を決めることね。母になる覚悟・・。
 (パクパク ゴロゴロ ビクビク はいけませんぞ!・・は、私の尊敬する産科医 吉村正先生が、外来の健診でよく使われる言葉です。覚えやすくて わかりやすくて 私は、いつもマザークラスで使わせていただきます。)
 
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by akemi-karko | 2006-07-25 18:08 | お産のこと | Comments(2)

1721人目のお産は あうんの呼吸で 静かに・・

3月14日に、夫の生徒であり友人のお産を介助させていただきました。15日が満月、大潮の時間を頭に入れながら、おしるしのあった10日より”そのとき”を静かにまって・・。彼は実にゆっくりとゆっくりと最後に時間をかけて出てきました。ママのお腹の中でくるっとお臍がお腹にまわってしまったからかもしれません。そこが引き連れないように、圧迫されないようにゆっくり出ることを決めたのかもしれません。彼女と私はアイコンタクトしながら・・隣に寄り添うパパの気をもらいながら・・”彼”のためにひとつになりました。深呼吸して、目を閉じて私はいつも祈りながらお産に向かいます。”どうぞ、このふたつの魂をお守りください。そのために、どうぞ私をお使いください・・。”と。そして、熊の手に、小塩すずさんに、天国の青山徳子さんには今回特に・・。”助けて、青山!”と私は心の中で彼女に呼びかけていました。青山徳子さんは、3年前に病いに倒れ この世を去った優秀な後輩助産師。私の大切な親友のひとりでもありました。”私の夢は、朱美さんの開業なの!”そう言ってくれた彼女の英会話クラスメイトのお産。大安産でした。すべてのちからが結集されました・・ありがとう。ありがとう・・。
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by akemi-karko | 2006-03-16 08:19 | お産のこと | Comments(6)

生まれたて・・

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土門拳文化賞奨励賞を受賞したこともある写真家 多々良栄里氏が 友人のお産の撮影に駆け付けたときのワンシーン。この偶然は奇跡的・・。(焼津第1助産院にて)
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by akemi-karko | 2006-02-06 22:35 | お産のこと | Comments(6)

お産をされるあなたへ

あなたらしいお産が 一番いいわね。腹のそこから声を出したっていいわ。あなたが一番リラックスできるひとが 隣で寄り添ってくれたらそれはもう最高ね・・。始まったら、あとはもう待つばかり・・。運命の時間を待つだけ・・。3日がかりかもしれないし、パパもかけ付けられない程の超特急かもしれないわ。すべて、Babyが決めてくるの。あらゆるもののスタンバイが整ったらくるの・・。だから 待ちましょう・・。あなたに付き合うわ。いよいよその時が来たら、あなたは動きたいように動いていいのよ。好きな姿勢で産めばいいの。ひとりだと思わないで・・。あなたのからだを使わせてもらうだけ・・。宇宙のちからがあなたをサポートするわ。だから、心配しないで。大丈夫よ、きっとうまくいくわ。
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by akemi-karko | 2006-01-22 20:12 | お産のこと | Comments(2)

お産は 月あかりの下で

お産は、右脳でといわれます。そのときが来たら、右脳を最大限に生かしてほしい・・500万年繰り返されてきた”生命の誕生”という神秘を感じてほしいのです。だから、私は月あかりを使いたい。あかりの強さだけみたら、勿論満月の日は最も明るい。でも、上弦の月でも、半月でも、下弦の月でもいいのです。新月や月の見れない日は・・?そんな日は、蝋燭の火。火のもつ力・・これはもう言葉では表せない程のパワー・・。でも、とても現実的ですが、私の住む静岡はいつ地震が起こってもおかしくないといわれてきたところ。実際は、火の力をかりるのは難しく、柔らかなオレンジ色の白熱灯や懐中電灯を使ったりしているのですが。               
”新しきいのち生まるるその時は ひとの臨終の空気に近し”
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by akemi-karko | 2006-01-16 11:10 | お産のこと | Comments(0)

産科医 吉村正先生

およそ10年前、古本屋で目にとまった一冊の本。それは、吉村先生の書かれた”お産て自然でなくちゃね”でした。直感的にこれこそ本物だと思ったのを覚えています。そしてそれは始まりでした。パワーのほしいとき、迷いがあったり、弱気になったとき、いつも岡崎でいのちをかけてお産に向かう先生の元を訪れました。”お産とは 女性の原初的な部分それも手付かずの その方の本能が十分発揮されてするお産というのは 本当に自然そのまんま ものすごく深いんです”江戸時代の産屋を現代に蘇らせた”お産の家”。念願叶って昨年の11月に訪れることができました。建てられた棟梁の言葉が家の中にさりげなく置かれ・・・そこには、”本物の仕事をしなければ 本物の人に会えない”とありました。                                  ”岡崎のお産の家に辿り着く 22年の歳月かけて”
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by akemi-karko | 2006-01-12 23:24 | お産のこと | Comments(0)