2009年 12月 30日
おとうと
5歳違いのおとうとは白血病で7歳で天国へ。
この写真は 私の一番のお気に入り、私自身ががんになるまで あちこちあらゆるところに持ち歩いていたものです
当時12歳だった私は おとうとの葬儀でおとうとの分も生きようと決めました
だから泣きませんでした
おとうとが心配すると必死で涙を我慢しました
泣かない私を見て 母は冷たい姉だと思ったそうです
どう思われようと私は平気でした
これは心のなかで誓った約束でした
私ががんになったとき この写真を手放しました
ここからはひとりで生きよう ふたりぶんはやめようと思ったのです
先程 脳腫瘍で6歳で逝ったエレーナちゃんのお話をテレビで観ました。元気になろうと励まし続けた両親や妹に 内緒で手紙をいっぱい書き 家のあちこちに隠して亡くなったというお話でした
泣けました・・
死期が迫っていることをわずか6歳の女の子が察してとったこの行動って すごいです。
手紙はいまもあちこちから出てくるのだそうです
そして 私はテレビの上でいつもスマイルのおとうとの写真を眺め、彼を思い出しています・・
by akemi-karko
| 2009-12-30 22:16