2008年 07月 23日
田中泯氏の舞い

人間の滑稽さ 愚かさ 淋しさを舞いで表現する・・どこに視点を合わせるでもない虚ろな視線で 全身の関節 筋肉を微妙に動かしながら音を立てずに舞う ひたすら舞う・・ひとつのいのちがここにあるのだ・・と圧倒される 62歳とは思えない軽やかな動きと日焼けした肩・・無駄のない肉体は鍛えぬかれた美しさが漂う 即興で 感性のまま踊っているのか・・ いやまて 隙のない動作はすべて計算されているのかもしれぬ・・と思いながら 瞬きもせずに彼を追った・・
踊りが終わった後の はにかんだようなやさしい微笑みも見逃さなかった かっこよすぎる 編集長八木洋行氏の写真集 「天龍を舞う」の主役は田中泯氏。一度は観るべきと八木氏に奨められた田中氏の舞い・・またひとり同じ時代を生きていてしあわせを感じるひとに出会えた
by akemi-karko
| 2008-07-23 22:51



